[特許/EP、モルドバ]欧州特許をモルドバ国内特許として認証可能に
欧州特許をモルドバの国内特許として認証する協定の発効が、2015年11月1日に欧州特許庁(EPO)より発表された。これにより、同日以降の出願(PCT国際出願を含む)に基づいて成立した欧州特許については、モルドバでの権利化が可能となる。
モルドバは、ルーマニアおよびウクライナと国境を接する東ヨーロッパの内陸国で、2012年にユーラシア特許条約から脱退し、その後欧州特許の認証に関する交渉を続けていた。
今回の協定発効により、1つの欧州特許に基づいて権利の発効が可能な国数は42(EPC締約国:38、拡張国:2、認証国:2)となった。欧州特許の認証については、2014年7月にチュニジアとの間でも合意されており、追って発効するものと考えられる。
【出典】
欧州特許庁「Validation agreement with the Republic of Moldova enters into force」
欧州特許庁「European patents to cover Moldova」
【関連記事】
知財トピックス(欧州情報)[特許/EP、モロッコ]モロッコ、欧州特許を国内特許として認証可能に 2015-02-20
知財トピックス(欧州情報)[特許/EP、カンボジア]欧州特許をカンボジア国内特許として認証可能に ~2018年3月1日より運用開始~ 2017-03-07