[特許/PCT]為替レート変動に伴うPCT関連手数料改定
欧州特許庁は、2013年3月6日付で2012年度の年次レポートをウェブサイト上で発表した。 |
2012年度は、2011度の特許出願件数(約250,000件)を上回り、欧州特許庁の歴史の中で最高の特許出願件数(約258,000件)を記録した。この258,000件の特許出願のうち、60%が欧州以外の地域からの出願であり、アジア圏からの出願件数は年々増加傾向にある。アジア圏からの出願件数の増加が、2012年度の特許出願件数の増加に大きく貢献したと言える。
年次レポートには、2012年度に欧州特許庁へ特許出願した件数の多い出願人のランキングが掲載されている。このランキングによると、昨年度は第2位(出願件数:1,733件)だったサムスンが、シーメンス(2011年度出願件数:2,235件、2012年度出願件数:2,193件)を抜き、第1位(出願件数:2,289件)になった。また、昨年度は33位だった中国のZTEは、中国企業として最高の出願件数(1,184件)を記録し、第10位になった。日本からの特許出願件数は、昨年度より8%増加の51,693件であり、当該ランキングの上位30社のうち、10社を日本企業が占めている。
欧州特許庁年次レポートのURL
http://www.epo.org/about-us/annual-reports-statistics/annual-report/2012.html