産業構造審議会知的財産政策部会特許制度小委員会 第4回議事要旨
産業構造審議会知的財産政策部会特許制度小委員会(審査基準専門委員会) 第4回の議事要旨が公表されました。 |
今回の議論の結果、「『進歩性』のケーススタディ」を特許庁のHPにおいて公表するそうです(予定)。
この資料は、進歩性に関する裁判例を取り上げ、審査基準を具体的事例に当てはめる際の留意点をまとめ、審査基準のより良い理解を助けるための参考資料として審査官(補)や制度ユーザーに提供するという位置づけで公表されるようです。
『進歩性』のケーススタディ(案)は、審査基準専門委員会の配布資料のページで公開されております。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shiryou/toushin/shingikai/sangyou_kouzou.htm
資料(案)には、「後知恵」を指摘した裁判例(知財高判平19.3.29(平成18(行ケ)10422「耐水性で発散作用のある履物用靴底」))が含まれており、後知恵の防止という点も意識されたものになっています。
進歩性の判断に興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。