[特許/米国]Terminal Disclaimerに関するUSPTOのルール改定案
USPTO(United States Patent and Trademark Office, 米国特許商標庁)は、2024年5 月10 日にアナウンスしたTerminal Disclaimer(以下、TD)に関するルール改定案を2024年12 月4 日付で撤回した。なお、当該改定案では、TDにおける下記の出願人の現在の2つの約束に加えて、
1.TDで結ばれた複数の特許の存続期間を合わせる
2.TDで結ばれた複数の特許権を同じエンティティの所有とする
3つ目の下記の約束を更に追加することとなっていた。
3.TDの根拠となる出願/特許の何れかのクレームが最終的に拒絶/無効となった場合には、TDの提出により得られた特許は権利行使不可能にする
この改定案に関する詳細は弊所HPをご参照いただき、ここでは詳細な説明は省略するが、権利者側からしても被疑侵害者側からしても、あまりにも影響が大きいことから、アナウンスされた当初から米国の現地実務者の中ではこの改定案に反対する意見が多かった。今回の撤回に対しては、やはり歓迎する意見が多い。