第1話.合格の信念が結果を左右する論文式試験
短答式試験には合格できたでしょうか?
合格基準点に達していなかった人は、今年の試験は終わりましたから、論文試験の頃まではお休みしましょう。
年がら年中、同じようなペースで勉強ばかりしていると、知らず知らずに受験がマンネリ化します。論文試験までの40日間くらいは受験勉強から離れてリフレッシュし、来年の合格のための受験戦略を練りましょう。長丁場の試験ですから、来年の最終合格のためにはメリハリが重要です
合格基準点に達していた人は、論文試験本番まで全力で突っ走りましょう。万一、自己採点のミスなどで合格発表日に自分の受験番号がなかったとしても、それは気にしない。今は合格しているに違いない、と考えて走りましょう。そして、合格発表日に残念ながら不合格だったことがわかったときは、その時点で今年の論文試験のための勉強を終了し、来年のためにリフレッシュを図りましょう。
いきなり精神論で恐縮ですが、「必ず合格する!」という強い信念なくして論文式試験には合格できません。合格の信念があれば必ず合格する、というわけではありませんが、合格の信念なしに合格することは有り得ません。最難関の国家試験の一つなのですから、生半可な気合では合格できません。
論文試験において、直前一か月の追い込み勉強は、非常に重要です。
仕事を持ちながらの受験という方も多いでしょうが、可能なら連続休暇を取って集中勉強したい。有給休暇はもちろんのこと、職場に試験準備休業(無給)のような制度があるなら遠慮せずに取得すべきでしょう。
長期の休暇/休業は職場の仕事にとっては支障となります。しかし、貴殿の人生をかけた弁理士試験の論文試験本番が迫っているのですから、可能な限り職場の理解を得て、非常時の体制で取り組むべきです。万一、職場の上司や先輩が露骨に嫌な対応をしたら?…気にしなくても良いと思います。そういう職場は早晩、見切りをつけて辞めることになるでしょうから、気にすることはないでしょう。
「ほんやら日記」からのピックアップ
幸運は掴み取れ! 資格は信念と気合なしに獲れない!
弁理士試験の論文式まで、あと2週間になりました。
短答式をパスされた人は「今年、必ず合格する!」という気合でがんばっていますか? それとも、「私なりに、がんばります!」という感じでやっていますか?まさか、「短答式に合格したので一安心」ということで「とりあえず、今年も論文を受けられるので、やってみるか…」なんて方は、いませんよね? 試験に合格するためには…「なにがなんでも合格する!」という、燃え盛るような強烈な信念が必要です。
そして、この「強い信念があれば、合格はグッと近づく!」のです。試験は、合格すること(だけ!)に意義があるのであって、「受験することに意義はない!」のです。受験するだけで合格できないなら、時間と労力と受験料の無駄です。どこぞの男爵は、「オリンピックは参加することに意義がある!」なんて言ったそう。しかし、「受験は違います!」結果が全てであり、「私なりに頑張った!」なんて甘いこと言ってちゃダメです。
受験したが合格できなくて、そういうときに「惜しかったね」とか、「頑張ったんだから(落ちても)良いじゃないか」とか、そんな「慰め言葉は、ドブに捨ててしまえっ!」です。
試験は、合格しなければ無価値です。いや…「合格できなければ、マイナス価値」です。少なくとも「時間と労力と受験料が失われる!」からです。今年の試験に、「なにがなんでも絶対に合格するっ!」という「必勝の信念!」を持って、これから本番まで全力で突っ走ってください。そうすれば、合格の栄冠は…必ず貴殿の手中に飛び込んでくるはずです。
貴殿の「幸運を祈ります!」
…じゃなくて、貴殿自身の必勝の信念と、本番までの努力で「幸運を掴み取る!」ことができますようお祈りします。