[特許/EP、ドイツ] <コラム>日本からの欧州およびドイツへの特許出願件数の推移
日本の出願人がドイツにおいて特許を取得する場合、欧州特許条約(EPC)を利用して欧州特許庁(EPO)に出願する「EPCルート」か、ドイツ特許商標庁(DPMA)へ直接出願する「直接出願ルート」のいずれかを利用することになります。下表は2010~14年までの日本からの出願件数(PCT国内移行を含む)の推移を示しています。EPCルートは2013年から減少している一方で、直接出願ルートは増加を続けており、EPCルートの高い庁費用等が原因でルート選択の変更が発生している可能性が考えられます。
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | |
日本→欧州 | 21,626 | 20,418 (-1,208) |
22,490 (+2,072) |
22,405 (-85) |
22,018 (-387) |
日本→ドイツ | 3,006 | 3,013 (+7) |
3,678 (+665) |
4,440 (+762) |
5,336 (+896) |
【出典】
欧州特許庁「Annual reports and statistics」
ドイツ特許商標庁「Jahresbericht」
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