[特許/コロンビア]日本とコロンビア、2014年9月1日から特許審査ハイウェイ試行プログラムを開始
日本特許庁は、コロンビアを含め、成長著しい中南米諸国との知的財産基盤の発展および日本企業の事業活動支援のため、中南米諸国への知財協力を強化している。このような状況の中、2014年8 月4日、コロンビアの首都ボゴダにおいて、日本特許庁とコロンビア商工監督局は、両庁間の協力覚書に署名し、特許審査ハイウェイ(PPH)の試行プログラムを2014年9月1日から開始することで合意した。コロンビアとの特許審査ハイウェイ(PPH)の試行プログラムの開始により、日本で特許になりうると判断された出願については、出願人の申請により、コロンビアにおいて簡易な手続で早期審査が可能となる。このPPH試行プログラムの開始は、我が国にとって南米初となるものであり、今後も、他の中南米諸国との間で、知的財産に関する更なる協力体制が構築されることが期待されている。なお、コロンビアの特許出願件数は下表の通りで、特に2010年以降は、毎年100件程度増加している。また、全体の9割程度はコロンビア国外からの出願となっており、日本からは毎年100件程度の出願がある。