[商標/EU]欧州連合司法裁判所、不使用取消における社会通念上同一について判断
Specsavers v Asda (Case C-252/12)
2013年7月18日、欧州連合司法裁判所(CJEU)は、白黒で登録された商標を特定の色で使用したことが保護範囲に及ぼす影響などが論点となっていた件において判決を下した。
判決の主なポイントは以下の通り。
・使用商標は文字とともに用いられているが、図形部分単独でも識別標識として需要者に認識されるものであり、文字を付したとしても商標の識別力を実質的に変更するものではないことから、「登録商標の使用」とみなされる。
・登録商標は「モノクロ」の態様で登録されているが、侵害の場面において、権利者が実際に使用している「色彩」(緑色)は、類否判断に影響を及ぼす。
使用商標 |
登録商標 |
侵害商標 |