拒絶理由通知書等の記載様式の見直し ~出願人に、審査官の意図をより良く伝え、意思疎通を深めるため~
2015年4月、拒絶理由通知書等の記載様式を統一化する見直しが行われた。代表的な点は次の通り。あわせて、拒絶査定の様式も見直されており、より詳細な内容は出典を確認されたい。
- 冒頭に簡略標記で拒絶理由を列挙(参照A)
条文番号に馴染みがない人にも、どのような拒絶理由であるかを、一目でわかるように用語で表示している。
- 記載不備の請求項の明確化(参照B)
請求項ごとに判断できない場合を除いて、指摘の対象となった請求項を明示している。
- 新規性、進歩性について、請求項と引用文献との対応関係の明確化(参照C)
対象となるそれぞれの請求項に対し、どの引用文献のどの箇所が引用されているのかを明確にわかるようにしている。これにより、出願人等は容易に、審査官による指摘内容を理解することができるようになる。